水道事業の「民営化」は「民間委託」って言った方がいい

水道事業の「民営化」は「民間委託」って言った方がいい

こんにちは。

最近ニュースでよく見るのがこんな感じの「水道事業の民営化」というニュース。

このニュースの批判としてよく聞くのが

「水道って絶対みんな使うから、民営化すると水道料金がめっちゃくちゃ高くなるんじゃね?」

っていう批判です。

でもよく調べると水道事業の民営化は運営権を渡すだけで、所有権は行政が保持する形になっています。

つまり、料金設定は企業が「これくらいでどうですか?」と届け出を出して、行政が基本的に決める形です。

これをコンセッション方式っていうのですが、これって「民営化」っていうより業務委託に近いので「民間委託」って言った方が誤解を生まないと思うんですよね~。

ちょっとまだわかりにくいと思うので、まとめてみます。

コンセッション方式

これがコンセッション方式の見取り図です。

正確に言うとコンセッション方式はPFIの一種で、PFIとは公共事業を民間委託することで行政効率化するスキームのことを指します。

この図で注目すべき点は料金設定が届け出が必要なことですね。

コンセッション契約では、両者間で事業期間、SPCに委託する事業範囲、SPCが公的機関に対して支払うコンセッションフィー(運営権対価)の金額、利用料金の設定に関する制限(上限金額など)などについて取り決めます。

引用:全国地域PFI協会

つまり、水道事業を運営する企業側は好き勝手に運営していい訳ではなく、料金設定などは行政と一緒に相談しながら決めていきます。

そうすると料金のつり上げはそこまで起こらないと思います。

まあ現在の水道事業は行政が赤字補填しているケースがほとんどらしいので、若干は上がる可能性がありますが、それは住民が本来払うべき料金価格なので、しょうがないですね…

なので、皆さんが懸念しているような料金のつり上げは起こらないってことです!

このPFIは行政の仕事が減って経費削減できますし、企業側は自社の技術やスキームなどを利用して効率的に運営することで、儲かるのでwin‐winのスキームと言えますね。

さらに国は企業に運営権を売り渡すので、なんと国のお金も増えるので、結構いいスキームなんですよね~。

日本国はお金がないので、このPFIは盛んです。

株主と経営者の関係に近い

このコンセッション方式(PFI)って簡単に言えば、株主と経営者の関係に似ています。

株主は会社を所有しており、経営者は会社を運営していきます。

株主は当然会社の運営には口出しますし、経営者は経営者で株主のいうことを聞きながら、経営効率化することで利益を獲得していきます。

民間委託って言った方がいい

確かにこのコセッション方式は運営権が企業に渡るので、民営化といえば民営化なんですけど、「(経営の)民間委託」って言った方が誤解を生まないと思うんですよね。

民営化っていうと市場原理に放り込まれて、料金が自由に設定できると勘違いしちゃうと思うんですよね。

僕もコンセッション方式を知るまで誤解してましたしw

ちゃんと報道しないとみんなが誤解して、導入遅れると思うので、気を付けたほうがいいと思うんだけどなー。