【書評】バランスの取れた考え方が大切なことを教えてくれる渋沢栄一著「論語と算盤」

【書評】バランスの取れた考え方が大切なことを教えてくれる渋沢栄一著「論語と算盤」

こんにちは!学ブロガーの(@obakasahara)カサハラです。

今回は日本の歴代の経営者の中でも有名な渋沢栄一が執筆した「論語と算盤」の現代語訳を読んだので書評したいと思います。

本の内容

この本では人間的な道徳心を鍛える「論語」と合理的に物事を考え行動する「算盤」の2つをバランスよく行うことが大切だということを説いている。

「論語」とは孔子と弟子(でし)たちとの問答を集録した書物で、良い人間になるためにはどのような考え方、行動をすべきかという指南書です。渋沢栄一はその「論語」を噛み砕き自分なりの解釈で説明してくれます。

江戸時代までは経済基盤がしっかりしていなかったため、人々は飢餓に苦しんだり、物価や米価の価格が乱高下したりと「算盤」がおろそかにされた時代でした。

明治時代は外国から輸入された資本主義が経済活動を活発にしました。しかし、その資本主義によって人々は人としての道徳心を失い人を騙して稼ぐような人がちが増え、「論語」をおろそかにしました。

この時代の中で生きた渋沢栄一は2つのバランスが大切であることに気づき、どのようにバランスを取っていけば良いかをこの本で説明してくれます。

カサハラの感想

この本はテクニカルな本ではなく、人生を通して実践するノウハウが詰まった本でした。

誰向けの本という訳でなく、日本国民全員が読んでも良い本だと思います。それぐらい良い本だと思います。

僕は特にメインテーマである「論語と算盤のバランスが大事」という所はとても納得させられる内容で、その通りだと思いました。

僕は全てに置いてバランスを取った考え方が大事だと思っています。

例えば、資本主義と社会主義を比べた時に極端な人だと資本主義が絶対正しい!社会主義が正しい!という人たちがたまにいます。

僕はこういう人たちは思考が停止していると思っていて、正しい答えというのは0か1かの議論では見つからないと思います。答えは0~1の間にあるはずです。

理想論かと思われるかもしれませんが資本主義の良い面と社会主義の良い面を合わせたものが1番正しいものだと僕は思っています。そういう答えを見つけるべきでしょう。見つからなくても探すことに意味があります。

論語と算盤の考え方もこれと一緒で、どちらの考え方も取り入れ折衷案を考えるべきということでしょう。

経済が豊かでないと人は正常を保てません。心が不安になり、犯罪率なども上がるでしょう。逆に人格がしっかりしていないと経済的に豊かでも、不幸な人たちが増えてしまいます。

また0か1かで考えてしまうと考えが凝り固まってしまう可能性もあります。そうすると相手の意見を受け入れられなくなり、柔軟な思考ができなくなるという弊害もあります。

 

 

この論語と算盤の考え方は現在の社会を考える上でとても参考になると思います。近代では資本主義が広がり、経済的に豊かになりました。しかしその分お金を稼ぐことが目的の人が増え、ズル賢い人が得をするような世の中になったと思います。

この資本主義の社会に歪が生じていると思います。本当にお金を稼いで幸せなのだろうか?と考える人たちが増え、精神的な幸せを求める人たちが増えました。

そんな資本主義が壊れそうな現代では論語と算盤のバランスを考え直す必要が出てきたのではないでしょうか?

僕はこの本を読んでそんな気がしました。

まとめ

結構古い本ですが、とても良い本でした。

ぜひおすすめしたい本なので、みなさん読みましょう!